皆さん、こんにちは。

今日、東日本大震災から丸10年を迎えました。

警察庁または復興庁、消防庁の各所が発表した資料によりますと、この震災でお亡くなりになった方は１５,９００人、行方不明の方が２,５２５名とのことです。つい先日も身元が判明したご遺体がありました。また、現在約４１,０００人の方が避難生活を強いられており、あの日から１０年という時間が経過しても、未だその爪痕が残っています。

そして、４つの海底プレートに囲まれ、火山や断層が多数存在する日本列島においては、東日本大震災以降も、熊本地震や大阪府北部地震、北海道胆振東部地震、そして先月の福島県沖地震と、大規模な地震が頻発しています。特に、福島県沖地震は、気象庁によると、東日本大震災の余震と推定されており、震災後１０年を前に、不安に思われた方も少なくないと思います。

災害列島と言われる日本では、特にここ近年、地震だけでなく、「何十年に一度…」「記録的な…」という枕詞が珍しくなくなってしまうくらいに、様々な自然災害が広域化・激甚化しています。台風や豪雨、大雪などの気象現象は、災害を防げるか否かは別として、ある程度発生を予測できる仕組みがありますが、地震に至っては、それもなく、対応のしようがないのが現実です。

自然災害は、私達の事情に配慮はしてくれません。否応なしに突然やってきて、時には大きなダメージを与えて去って行きます。大切なことは、他人事ではなく、自分事として、大切な人や財産、そしてご自身を守るための備えとして何が必要かを考えてみることではないでしょうか。

最後になりますが、東日本大震災をはじめとする各災害において、被災されながらも、復興そしてさらなる発展のため、今も地道に努力されている方々が、たくさんいらっしゃいます。辛い過去を背負いつつ、それでも立ち上がり、明るい明日のため、前を向いて歩み続けている人々に心からの敬意を表し、エールを贈らせていただきます。

「皆様の努力が報われ、明るい未来につながりますように！」