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2014.01.14
ほんとうに無責任な よろず相談第2弾「嫁・姑問題を考える」


 いやいやいや大変なのでございます。だいたい田舎の郵便局員は長男とか跡継ぎが多いのでございます。そのわけは簡単。地元で就職できるのは役場・農協・郵便局なのでございます。

 

組合員から
「親と同居してるんですけど、嫁・姑問題で別居するかどうか悩んでいるんです。
どうしたらいいですか。」

 このような相談が複数寄せられました。私も長男ではないものの跡継ぎで親を見なければならないので、ここはマジメに調べないと、と思いまずは親戚、ご近所、知り合いなどなど、「うまくいっている、いない」は別として数十軒のデータを集約し、一定の結論に至ったのでございます。


第1に女房殿の気持ちがわかるには・・・

 まず、普通は愛し合って結婚するのでございます。つまり
「夫と妻は赤の他人であっても愛し合ったから一緒に住んでいる」
 一方
「嫁・姑は赤の他人で、別に愛し合っている訳ではないが一緒に住んでいる。」
ということは自分が赤の他人であるあの苦手な舅(しゅうと)と一緒に住んでいる、
と思えば、女房殿の気持ちのわずかでも理解できるのである。

(私も最初の頃は舅が苦手で、お互い酒が飲めたから何とかなったものの、この世に酒がなかったらどうなっていたことか。)


第2は誰も悪い人はいない。なのにうまくいかない。

 どちらかが悪い、ということはないのである。私と舅、当初、「馬が合わない」が、良いとか悪いとかの問題ではない。だから犯人探しはしてはいけない。


さて、ここからが調査結果。いろいろ調べると

①   同居して居間(テレビのある部屋)も水回り(台所や風呂・トイレなど)も一緒に使っている
②   居間は別だが水回りは一緒
③   居間は別で水回りの中でトイレだけ別
④   居間と水回りは別々で家の中に仕切りがある(いわゆる二世帯住宅)
⑤   敷地は同じだが棟が別々である
⑥   隣どおしで住んでいる
⑦   少し離れて住んでいる(いわゆるスープの冷めない距離)

などなどなのですが、一定の法則があって、①でもうまくいっている家もあるものの、⑦に近づくほど問題が少ないのである。


そこで第3は人間、どこで「ガマン」できるのか、なのだ。

 だから相談があった組合員の家の現状は③だとして、④だと我慢ができるかどうか聞いてみる。④で我慢ができるとして、少し金がかかっても⑤を勧める。

 
なぜか?現状が③である時、「今はそこから抜け出したい」と思っているから④でも良いと感じるが、いざ④となると⑤の方が良くなるのである。つまり危険要素を考えると2ランクくらい上が良いのだ。「それが絶対良い」とは言わないが、「お勧めだ。ちょっと金がいるが、かーちゃんや親と相談してみては」と言ってあげる。

 
ちなみに私の場合は、いろいろ考えて⑥とした。田舎は土地が安いから。私の子供が小さかったころは、子供を叱ると親の家に逃げ込んでいた。ちょうど子供の避難場所になっていたようだ。

 
父が死に母が認知症になった時は、私が単身赴任なので家に居ないため⑥でも女房殿は大変だった。今は私の母と女房殿の母が別々の介護施設に入っているので、毎週、休日は介護施設めぐりを夫婦でやっている。


ほんとうに役に立たない「よろず相談第2弾」はこれでおしまいッ。


                                ポストライフ 四国地方部長   齋藤 章爾

 

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