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2013.10.28
近畿の一端を紹介します (その一)


 何を今更と、くどさの押し付けになるかも知れませんが、今一度古くとも新しい発見に出逢えればと思います。

 近畿は、日本一の水がめを有する滋賀、1200年の歴史を彩どる京都、バイタリティ溢れる大阪、世界に開かれた港街兵庫、1300年の歴史が眠る奈良、神秘・自然を保持する和歌山など6府県から成り立ち、個性と特徴あるそれぞれの文化・伝統・風土は、程よい相互の関係を醸し出しています。


 近畿といえば、大阪、神戸、京都が代表格としてよく扱われ、「三都」を表現したCMソングにも登場しました。巧みに街の雰囲気がクローズアップされ、何となくその違いが分かった気もしました。同時に、三都の人間性の違いも取り上げられることもしばしばあります。
 
「値切ってあたりまえの大阪人」「値切ることができない神戸人」「値札を見ず買う京都人」とか、また、「食い倒れの大阪」「履き倒れの神戸」「着倒れの京都」など、ほんの一例ですが地域性を感じ取ることができます。


 
大阪といえば「お笑い」が象徴的ですが、一説によりますと「商人の気質」とも言われております。商人は、様々な人とコミュニケーションを取ってモノを売っていかなければならず、初対面での緊張をほぐすことやお客さんと仲良くなるために「笑い」が重要視されてきたようです。


 
また、商人といえば滋賀に伝わる近江商人が有名です。大坂商人・伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つとされてきました。その近江商人の活動理念は、「売り手よし、買い手よし、世間よし」として、現代企業にも「三方よし」の精神として受け継がれております。お客さんに喜んでもらうことはもちろんのこと、社会貢献ができてこそ良い商売であるという考え方であり、社会との関わりを重視する視点が含まれているといわれております。


最後につぶやきです。

いつの時期か定かではありませんが、思わず笑いがこみ上げるひと時と楽しむことがあります。中でも、さりげなくユーモアを表現するのに打って付けは、「川柳」と思っています。
風刺は、誰もが感じている社会の生業であり、人と人との関わりであり、誰もが心当たりがある身近な出来事を題材としているからこそ、理屈抜きでほほ笑むことができると思います。

いくつか紹介します。
  「うちのイヌ、時々ネコをかぶるのよ」
  「生け花を来客にまた直された」
  「頼りない息子も今は便りなし」
  「下痢気味でチョッと勇気のいるおなら」
                         ※仲畑万能川柳より


ここで私の一句 「消費切れ妻に差出し顔見つめ」

 

                                 ポストライフ 近畿地方部長  外賀 芳則







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